狂犬病予防接種の大切さ
毎年、春から始まる三大予防の1つである狂犬病予防接種! 91日以降のワンちゃんは年に1回接種する事が法律で義務付けられています。
狂犬病って、どんな病気なの?
狂犬病ウイルスに感染することで発症する病気です。ウイルスは唾液中に含まれているため感染動物に咬まれ、体内にウイルスが侵入することにより感染します。
また、この病気は人獣共通感染症であり、人を含めた全てのほ乳類が感染します。
感染すると治療法はなく、ほぼ100%死に至る大変恐ろしい病気です。
感染すると、どんな症状が出るの?
症状は3つのステージに分けられます。
【前駆期】
発熱や食欲不振。・何かに怯えて暗い場所に隠れるようになるなど、行動に変化が見られます。
【狂騒期】
過剰に興奮し、吠えて攻撃的になる。表情も凶暴な様相になる。嚥下が困難になる。水を飲もうとすると喉に激しい痛みが出るため、水を恐れるようになります。このことから、恐水症と呼ばれたりもします。
【麻痺期】
全身に麻痺や痙攣が起こります。意識障害、呼吸不全を起こし、死に至ります。
予防するにはどうしたらいいの?
今現在、日本での狂犬病の発生はないと言われていますが、人や物、海外からの輸入動物などいろいろなものが海外から日本へ出入りしています。
100%日本での発生がないとは言い切れません。万が一のために備えて、狂犬病の予防接種は大事になってきます!
また、海外に旅行に行った際は、むやみに野生の動物を触らないことも感染予防として大切です。
今月から、今年度の狂犬病予防接種の登録が開始となります!
忘れずに接種しましょう!
クレッセ動物病院 看護師 三浦