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犬の緑内障

みなさんよく耳にすることが多いのではないでしょうか? 今月は犬の緑内障についてご紹介いたします!

緑内障とは?

眼の中は房水という水で満たされており、正常な場合、この房水の産生と排出がバランスよく保たれ、眼の中の圧力(眼圧)が一定に保たれています。緑内障とは房水の産生と排出のバランスが崩れ、眼圧が異常に高くなり視神経を損傷して、やがて失明してしまう怖い病気です。

症状は?

人では眼圧が高くなれば眼の疲労、めまい、頭痛、吐き気などの症状を自覚できますが、ワンちゃんでは初期の眼圧上昇の時点では自覚できることが少なく、普通に元気にしていることがほとんどです。そのまま進行してゆくと、やがて眼に痛みや違和感を覚え、眼をシバシバしたり、充血したり、角膜が白く濁ったりします。また、食欲が落ち、元気がなくなったりもします。

予防法は?

有効な予防方法はありませんが、早期発見することで緑内障の進行・発症を抑えることは出来ます。特に緑内障を起こしやすい犬種はA・コッカー・スパニエル、シーズー、ビーグル、柴犬といわれていますので、これらのワンちゃんは要注意です。白内障の進行状況に応じて点眼療法や外科手術があります。白内障が初期の場合は、白内障の進行を遅らせる点眼薬を使用します(効き目には個体差があります)。視野の回復のための根本的な治療としては、外科手術です。全身麻酔下で、濁った水晶体を摘出し、人工の眼内レンズを水晶体の部分に入れて視力を回復させる手術です。ただし、ある程度病気が進行してしまうと網膜の機能が低下し、手術を行っても視力が回復しないことがある為、手術適応の場合でもやはり早期の手術がベターです。この手術は、高度な技術と設備が整った経験豊富な眼科専門病院で行うことがとても大事です。

治療は?

まずは目薬や内服薬による内科的治療で眼圧を下げコントロールします。薬の効果が不十分な場合、レーザー治療や手術といった外科的治療が必要になります。残念ながらすでに失明して、眼に痛みがあり生活に支障をきたしている場合は、その眼を摘出することも考えねばなりません。

視力の低下や視野が狭くなったりする「見えにくい・見えない」という症状は、ワンちゃん本人も周りから見ていてもわかりにくいため、眼に病気がある事に気付きにくく、来院したときにはすでに失明して、手遅れとなるケースも珍しくありません。
前回の白内障同様、緑内障も早期発見が重要ですので、眼の定期検診を行うことをおすすめします。当院では、安全で正確な眼圧計を用いた検査も可能ですので、ぜひご利用ください。


クレッセ動物病院 院長 西山 寛

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