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猫の甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症は10歳以上の高齢猫で約20パーセントが「隠れ」甲状腺機能亢進症を持っていると言われています。一方、犬ではとても希な病気で、逆の甲状腺機能低下症が多いとされています。(詳しくは犬の甲状腺機能低下症を参照して下さい。)

どんな病気?

甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰に出る病気です。甲状腺ホルモンは体の代謝を調節するホルモンで、このホルモンが多いと代謝が活発になり過ぎ、過剰にエネルギーを消費します。元気(活力)も食欲も増しますが、徐々に痩せてきて毛並みが悪くなったり、脱毛したりします。また、心臓を活発にしすぎるため、心臓が疲労し呼吸が速くなり、ちょっとしたことで口を開けて呼吸する事があります。胃や腸も弱ってくるので嘔吐・下痢がみられることもあります。
つまり、甲状腺機能亢進症とは、体の代謝が活発になりすぎるため、体に過剰な負担がかかり、結果的に寿命を縮めてしまう怖い病気なのです。

検査

活力・食欲の増加、痩せ具合、毛並みなどをみて、ノド(甲状腺)の腫れがないかを触診します。一番重要なのは、採血をして血液中の甲状腺ホルモンの量を調べます。ほぼ9割は、甲状腺ホルモン検査で診断が可能です。引き続き、病状とその進行状況を把握するために一般血液検査やレントゲン・エコー検査を同時に行うこともあります。
本院では常時この検査をする事ができますので気になられる症状がおありの方はどうぞお気軽にご相談下さい。

検査

治療の目標は血液中の過剰な甲状腺ホルモン濃度を抑える事です。一般的な治療は、飲み薬で甲状腺ホルモンの働きを抑えます(内科的療法)。外科手術で甲状腺を摘出することもありますが、高齢である事が多いので手術適応症例かどうかは病状や飼い主様のご希望など総合的に判断し選択していきます。

経過

この病気は治療に反応して、大半の罹患猫が良好な経過をたどります。具体的には「痩せすぎていたのがふっくらしてきた」とか、「呼吸がラクそうになった」とか、「落ち着きが出てゆっくりと寝ている」とか、ほとんどの飼い主様がそのような感想を持つようになります。

本院では常時この検査をする事ができ、また治療のための内服薬も常備しております。 うちの猫ちゃんもそうかしら?と気になられた方、他病院で以前この病気の診断を受けたことがあるけど治療をはじめるのに不安がある方、まだ若年齢だけど大丈夫かしら?と心配になられた方などなど、猫さんを飼われている皆様、健康診断を兼ねてどうぞお気軽にご相談下さい。


クレッセ動物病院 獣医師 岡島

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