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犬の甲状腺機能低下症

みなさんは、この病気の名前を耳にしたことがありますか?なんだか難しそうな名前ですが、実はワンちゃんにとってはホルモンの病気の中では最も多くみられます。

甲状腺とは?

甲状腺は、喉(のど)のすぐ下の部分にあり、トリヨードチロニン、チロキシンという甲状腺ホルモンを分泌する器官です。甲状腺ホルモンは代謝を活発にしたり、筋肉にエネルギーを供給したり、心臓や内臓、皮膚など体のあらゆる部分の活動を調節する非常に重要な役割をしています。

どんな症状なの?

全身における代謝機能の低下ため、非常に多くの症状がありますが、一般的な「病気」としてとらえにくいのが特徴です。散歩に行きたがらず、一日中寝ている・皮膚が乾燥して毛づやが無くなり、皮膚病にかかりやすい・寒さに弱くなり震えがみられる。体の中では、心臓の働きが悪くなり、貧血してふらついたり、と様々な症状を認めます。たいていの場合、食欲は普通にあるので、飼い主様に「老化現象かな?」と思われ、知らないうちに病気が進行している、わかりにくい病気です。
通常、5才以上の中高年ワンちゃんに多い病気ですが、若年ワンちゃんでも発症します。

診断方法は?

まず、このような症状が見られた場合、他の原因がないか身体検査や血液検査(内臓に問題が無いか、貧血や赤血球・白血球の数が正常かどうか)を行います。甲状腺ホルモンは、血液をとって、専門の検査センターに送って検査を行います。当院でも随時行っております。

治療法・予防法

治療方法は、足りない甲状腺ホルモンを補うために甲状腺ホルモン剤を飲ませることです。薬を飲み始めたら、毛づやがよくなった!活発になった!など効果が認められることが多いようです。定期的に血液中の甲状腺ホルモンの量を検査して薬の量を調節していくことが重要となります。 この病気は遺伝的なものとして考えられており、予防するのは難しいのですが、早期発見・治療により、症状を和らげ生活の質を高め、寿命を長くすることにもつながります。飼い主様にこの病気を広く知っていただき、大切なワンちゃんの健康管理のお役に立てればと思います。

ちなみに、猫ちゃんでは甲状腺機能低下症はごくまれで、逆の甲状機能亢進症のほうが多くみられます。


クレッセ動物病院 看護士 原田

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