病気と健康管理

ホーム > 病気と健康管理 > 狂犬病予防法と狂犬病
 

狂犬病予防法と狂犬病

日本には『狂犬病予防法』という法律があり、年に1回、狂犬病の予防接種が義務付けられています。 犬の所有者は、犬を取得した30日以内に管轄する市町村に登録の申請を行います。 4〜5月は自治体によっては、集合注射を行っています。動物病院では1年を通して予防注射を接種できます。 子犬の場合は、生後91日以降に受けること、とされています。

狂犬病ってなに?犬にしか、かからない病気なの?

狂犬病は文字だけで犬だけの病気と思われがちですが、人間を含むすべてのほ乳類に感染します。 病原体は狂犬病ウイルスとよばれるものです。狂犬病に感染した動物の唾液にウイルスが含まれ、咬傷により感染します。 発病すると100%死亡すると言われている、恐ろしい病気なのです。
アジアやアフリカなどの発展途上国を中心に、世界で年間5万人以上の人が狂犬病で死亡しています。 日本では1957年以後、国内発生はありませんが、2006年にフィリピンで犬にかまれ、帰国後に狂犬病を発病し、 死亡した例が報告されています。野生動物の感染、海外での発生の多さ、国内への様々な動物の輸入などを考えると、 今後日本でも発生する可能性があります。

感染したら、どのような症状が見られるの?

発熱、嘔吐、全身倦怠などの症状から始まり、咬傷部位の異常感覚があります。 そして、筋肉の緊張、幻覚、痙攣、嚥下困難などが起こります。液体を飲むと喉が痙攣を起こし、非常に苦しい為、 水を恐れるようになります。このため狂犬病は恐水症ともよばれます。最終的には遠吠えのような声を出したり、 大量のよだれを垂らし、昏睡、呼吸麻痺を起こし死亡します。

恐ろしい狂犬病を予防する為には?

大切な愛犬のために、予防接種は年に1回必ず接種しましょう。いつ日本で発生するか分からない危険な病気から愛犬を守る方法は、予防接種しかないのです。
また、ヒトが狂犬病を予防するためには、海外で動物を容易に触ったりしないことです。むやみに動物に手を出さないようにしましょう。 海外で動物に触れる場合は狂犬病ワクチンを事前に接種することをお勧めします。もしかまれてしまったら、 すぐに傷口を水や石けんで洗浄し(できたら消毒も)、できるだけ早く医療機関で治療(咬傷部の治療や狂犬病ワクチンの暴露後接種など)を受けてください。


クレッセ動物病院 院長 西山 寛

診療時間

ワンニャン検診

病気と健康管理

スタッフブログ

取り扱いカード

※その他のカードについてはお問合せください